ドル円買い+ユーロ円売りを考える
やっし〜です♪
ドル円買いとユーロ円売りの両建てをした場合、一番スワップポイントの提示が良いのはどこか調べてみました。
まず、LINE FXはドル円買いが+7円で、ユーロ円売りが+14円です。
みんなのFXはドル円買いが+5円、ユーロ円売りが+11円です。
小数以下も積み立てられています。(ただし1円以下は表示されず、決済時は切り捨て(マイナスは切り上げ)られます。)
また、ポジションを保持したまま、スワップポイントだけ受け取れるので、スワップポイント分だけ再投資することで複利効果を得ることも可能。
SBI FXはドル円買いが+7円、ユーロ円売りが+10円です。
しかも1通貨単位から取引可能な上、スワップポイントも小数第4位まで累積されます。
含み損
ドル円が110円から75円まで下がった場合を想定してみます。
1円下がるごとに1万通貨ずつ買いを入れたとします。
1円下がると-1万円です。2円下がると-3万円です。3円下がると-6万円です。
では35円下がるとどうなるでしょう?
(35+1)*(35/2)*-1万=36*17.5*-1万=-630万の含み損となります。
つまり-35万円、-34万円、-33万円、…と含み損の積み重ねがキツくなるわけです。
しかも、1万通貨ごとに約5万円程度の証拠金も必要ですから、実際はさらに100万以上必要です。
正確には110円と75円の間が92.5円で、92.5円で1万通貨の証拠金(4%)が3万7000円となり、35万通貨で129.5万円の証拠金がさらに必要になります。
つまり、759.5万円あってギリギリ35円幅の下げに耐えられる計算になります。
これだけ資金がある人はいいですが、一般的には大きい金額だと思います。
なので、1000通貨単位が無難でしょう。
10分の1なので、76万円あれば35円の下げに耐えられる計算になります。
そして、最大3万5千通貨、最低0通貨、平均1万7500通貨保有することになりますので、あくまで期待値ですが、1年で+7円*1.75*365日=4471円をスワップポイントを受け取れます。
リスクヘッジ効果
さらにリスクヘッジとしてユーロ円の売りで両建てします。
すると、ドル円がマイナスであればユーロ円がプラス、ドル円がプラスであればユーロ円がマイナスというようにある程度リスクヘッジになりますので、同じ証拠金でほぼ倍の取引が可能になります。
正確にはドル円とユーロ円の価格がそもそも違う点、ドル円とユーロ円が完全に相関しているわけではないので、つまりEURUSDの値動き次第で含み損が上下することになりますが、ある程度の相関はありますので、リスクヘッジの効果はあります。
すると、ユーロ円売りのスワップも期待値として、1年で+10円*1.75*365日=+6385円受け取れます。
よって、100万円あれば、ドル円買いとユーロ円の両建てで最大の含み損で76万円のマイナスになる可能性はあるが、1万円のスワップポイントが受け取れる計算になります。
最大の含み損は?
上記ではドル円を主体に考えましたが、実際にドル円買いとユーロ円の売りを両建てした場合、最大の値幅はいくらになるでしょうか?
答えはEURUSDの過去最高値1.6付近の70円です。
このときのUSDJPY100円近くでEURJPYが170円近くまで開いた時期があります。
そして、現在はUSDJPY110円付近、EURJPYが130円付近です。EURUSDは1.2程度。
つまり、20円の価格差が拡大してまた70円まで開くかもしれないし、あるいは逆転して-25円ぐらいになるかもしれませんが、いずれにしても最大の価格差は70円だし、現在がすでにほぼ中間点なので、プラスマイナス35〜40円に耐えられれば良い計算になります。
よって、最初にUSDJPYで試算した35円の値幅の計算でほぼ合っていることからも資金100万円ごとに、ドル円買いとユーロ円売りに1万通貨ずつ両建てしても耐えられると計算できます。
EURUSDが上昇した場合は含み損を耐えてスワップポイントを受け取り、逆に下降した場合は両建てを決済し含み益として受け取っても良いことになります。
ドル円とユーロ円ではそもそも価格が違うので、どうしても正確には両建てできないので、どちらかの通貨が必ず多かったり少なかったりという状態にはなるので、1円幅に1000通貨までというルールだけは守りつつ、ポジション量を調整しながら利益を取っていけば良い計算です。
ドル円もユーロ円もマイナスであれば、そのまま保有してスワップポイントを稼ぎ、片方に利益が出れば決済するか、ポジション量のバランスを取るなど、ある程度裁量トレードも行いながらトータルの利益を取れれば良いと思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません