ユーロ円20年分をExcelで解析してみた

おことわり:本ブログの内容は正確性や完全性を保証していません。あくまで参考程度に閲覧ください。

やっし〜です♪

今回はユーロ円のレートを約20年分解析してみました。

過去の暴落・暴騰を調べるために行ったわけですが、チャートでは視覚的には分かるのですが、実際の具体的な値幅を拾うのは難しいのでExcelを使って数値で見るのが目的です。

ちなみになぜ20年分かと言うと、そもそもユーロの歴史が約20年なんです。

実際に紙幣や硬貨が流通し始めて、各国の旧通貨から完全に切り替わった年が2002年なのです。

↑1日の高値から安値を引いた金額を1日の値幅としています。

↑2日間の値幅であれば1日ずらして差分を出していくという具合に、7日間まで計算しています。

1日の値幅、3日の値幅のデータを見るのが一番良いかと思います。

突発的に1日だけ変動して収束する場合もあれば、そのまま続けて連続で同じ方向へ動き続ける場合もあるので、1日分だけでなく、前後を合わせた3日間分の値幅を見ると、大きくレートが動いた日が掴めると思います。

こんな感じでデータを見ていきました。

↑2002年から順を追って見ていくと、2007年8月に大きい値動きの箇所が現れます。

2007年8月はサブプライムショックのあった月です。これは後のリーマンショックの引き金となります。

ユーロ円は最初の5年ぐらいはずっとジリジリ上げ続けてはいくものの、2007年までは特に大きな値動きは出ていません。

↑2008年9月にリーマンショックが発生します。9月も暴落してますが、10月の方がもっと値動きが激しいです。

1日で13.46円の値幅は強烈ですね。1万通貨で13万円以上損益が変動してます。

↑2016年6月のブレグジットです。イギリスのユーロ離脱ですね。

リーマンショックも凄かったのですが、ブレグジットは突発的という点ではリーマンショックより上かもです。

リーマンショックはもちろん1日の値幅が凄い日もありますが、発端となったサブプライム問題あたりから長期的に下げていったのに対して、ブレグジットは楽観視してたところで油断して急に下げた感じなので、こちらの方がヒヤッとしますよね。

こうして、過去のレートを見ていくと、やはり1日10円以上動いてしまう日もあると想定して、レバレッジを上げすぎない運用が必要だと思います。

特にスワップポイント狙いとか、日を跨いでポジションを保有する取引をする人は、必ず過去のレートはチェックすべきですね。

数年に1回は必ず発生する暴騰・暴落には気をつけましょう。

FX

Posted by やっし〜